色々な授乳姿勢を知ろう!

授乳をしている時の赤ちゃん、とてもかわいいですよね♪ 吸っている姿を見つめるママは幸せそう!とは、慣れるまでは言えず、皆さん悪戦苦闘されていたり、痛みに必死に耐えていたり(>_<) 授乳から連想されるイメージとは最初の頃はかけ離れていて当然。なので、焦らずママと赤ちゃんに合う方法を見つめていけば大丈夫!!

授乳といわれて連想される姿は、いわゆる横抱きという方法が多いのではないでしょうか?横向きになった赤ちゃんがママに向かいあって授乳をする方法です。実は、授乳姿勢には色々な方法があります

授乳の定番<横抱き・交差横抱き>

図参照:看護roo

赤ちゃんを胸の高さで抱き、赤ちゃんとママのお腹を向かい合わせて密着させます。赤ちゃんが吸着できたら、両手で赤ちゃんの身体を支えます。一番イメージしやすい授乳スタイルかもしれません。赤ちゃんの顔だけママの方を向いているなんてならないようにしましょう。この時、ママが前屈姿勢になって全身に力が入ってしまうと、浅吸いの原因になったり、体中に力が入ってしまって授乳が終わったら全身バキバキなんてことも(苦笑)ママがリラックスできる姿勢で授乳するようにしましょう!


密着度No1<脇抱き・フットボール抱き>

図参照:看護roo

密着度No1かもしれません。赤ちゃんの身体をママの脇で支えて、赤ちゃんの足が背中にくるようにします。吸わせる乳房側の手で赤ちゃんの頭を支え、反対側の手で乳房を支えます。赤ちゃんの口元が確認しやすく、吸着させやすいのが特徴です。

帝王切開後の場合、創部が圧迫されにくくかったり、乳房の大きな方、吸着の弱い赤ちゃんに適しています。


乳頭と赤ちゃんの鼻の高さを揃えよう<縦抱き>

図参照:ピジョン

赤ちゃんをママの太ももにまたがって座らせ、赤ちゃんの鼻が乳頭の高さにくるようにします。この時、ママの身体や赤ちゃんの頭が前かがみが見になりすぎないように注意しましょう。浅吸いの原因になります。ママは背筋を伸ばして、胸を張り、赤ちゃんの下唇が乳房にフィットするようにして吸着させましょう。そうすると自然に鼻が乳房から離れ、赤ちゃんは呼吸がしやすくなります。深い吸着が難しい場合、乳房が小さめな方、小さめな赤ちゃんに向いています。


ママの身体を休めながら授乳できる<添え乳>

図参照:看護roo

ママが横向きに寝た状態でママと赤ちゃんのお腹を密着させ向かい合わせになります。ママは楽な姿勢で授乳できるよう枕やクッションを頭や背中、足の間にはさみます。夜間の頻回授乳で疲れがたまっている時、帝王切開後で起き上がるのが大変な時、体調不良時などに適しています。ただし、ママが眠りこんでしまって赤ちゃんに覆いかぶさってしまわないよう細心の注意が必要です。また乳房トラブルを抱えている時やまんべんなく乳房全体から飲んでほしい時は、添え乳は一時中断しましょう。


お互いに慣れるまでは、授乳姿勢に入って吸着してもらうまでに時間がかかってしまうこともしばしばみられます。特に入院中、乳房の張りが強くなってからは吸着しにくくなるので、一時的に困ってしまうこともあるかもしれません。以前のブログでもお話したように、産後しばらくは乳汁分泌量を決める大切な時期でもあります。早めに産院や地域の助産院に相談して、ご自身の授乳プランを検討してみてくだいね