おっぱいよりミルクの方がいい!?
授乳をしていく中で、突然母乳を嫌がって、手でおっぱいを押してのけ反って泣き叫ぶ(>_<)こんな風景は産後早期によくみられます。ミルクならあっという間に飲むのに、おっぱいの体勢にしようとしただけで嫌がる、そんなことが続くとおっぱいが嫌なのかと自信がなくなってしまうこともありますよね。人工乳首とママの乳首では、口の中での伸展、乳汁の分泌の仕方が違い、赤ちゃんは自分にとって吸いやすい方(楽にたくさん飲める方)を好むため起こるようです。それを『乳頭混乱』と呼んでいます。
乳頭混乱って何?
人工乳首やおしゃぶりの方を好み、母親の乳房から直接飲むのを嫌がる現象のことで、生後早期から起こることもあれば、3-4ヶ月ころになって起きる場合もあります。
▶対処法
乳房から乳汁を飲みとれないままでいると、乳房内の圧が高いままのため、乳汁分泌を抑制する方向には働き、母乳育児が思うように進まない原因となるため、1日に6-8回搾乳をしましょう。それを継続することで、乳汁分泌の維持・促進ができるだけなく、柔らかく伸展しやすい乳頭乳輪へと変化し、赤ちゃんが吸いやすくなることが期待できます。
嫌がってのけ反っている時は、無理して吸わせるのではなく、立て抱きなどにして一旦落ち着けてから再度試してみましょう。赤ちゃんがおっぱいを覚え上手に吸えるようになるまで、焦らず根気よく続けていきましょう。
また搾母乳を哺乳瓶であげる時は、両方の唇がめくれているか、大きく口を開き、深く咥えているか確認し、正しい吸着方法で吸えるように練習をしてみましょう。