吸わせるときは痛くて当然!?
授乳に慣れるまで、なかなか赤ちゃんが大きなお口を開けてくれず、乳頭が切れてしまったり、授乳の度に激痛に耐えながら吸わせているママを多くみています。乳頭の痛みは、本当に辛く、授乳が苦痛になってきてしまいます。
▶乳頭痛の原因
①吸わせ方に問題がある
②感染を起こしている
③皮膚トラブル
④その他の原因(白斑、乳頭の損傷や児が乳頭を噛むなど)と考えられます。
産後すぐということであれば、授乳姿勢や吸着に問題がある場合に起こりやすいに①④が多い印象を受けます。
▶対処法
もし乳頭に傷ができた場合は、直接母乳を数日間中止して乳頭を休ませましょう。可能であれば赤ちゃんが口にいれても安全なクリームで保湿しましょう。痛みを我慢して吸わせ続けても、正しく吸着できていないので、効果的な授乳とは言えず、乳汁分泌量UPにはつながりにくいためです。それなら、少し大変ですが、3時間ごとに搾乳をして確実に母乳を乳房から取り除いて母乳量を維持したいところです。さらに搾乳手技は、乳輪部を柔軟にする効果もあり、直接母乳を再開した時に吸いやすい乳頭になり亀裂などのトラブルを予防できます。
時期がくれば、お互いのリズムがあって上手に吸ってくれるようになることも多いですが、リズムがあってきた頃には分泌が減少してきてしまっているということにならないために、授乳でお困りの際は、出産された産院や地域の助産院で一度相談してみてくださいね。
堺市北区 なごみまごころ助産院